女性ホルモンと抜け毛の関係
●女性ホルモンの減少
女性ホルモンは30-40歳頃になると徐々に分泌量が減少しはじめます。
年齢とともに髪の毛が細くなるのは、この女性ホルモンの減少の影響です。
本来、女性は男性にくらべて男性ホルモン(テストステロン)の量が少ないのですが、女性ホルモンが減少することにより抜け毛になりやすいテストステロン量が多くなりヘアサイクルが乱れて髪の毛が細くなってしまうのです。
●ホルモンバランスの崩れ
また、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因で抜け毛がおこります。
この女性ホルモンのバランスの乱れは、後述しています妊娠や出産以外にも起こります。
これは女性の社会進出からくるストレス、喫煙や睡眠不足、不規則な生活などでホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが増えることによって抜け毛が起こるようです。
そのためストレス発散の方法をみつけ、規則正しい生活を送るなど自分で解消できることは努力をしてホルモンバランスを整えるようにしていきましょう。
また女性は、生理や妊娠・出産などで女性ホルモンのバランスを崩しやすく抜け毛や薄毛に悩む女性は多いのではないでしょうか。
よく耳にする出産後の抜け毛の理由
妊娠中に分泌される黄体ホルモンは髪の毛の成長期をいつもより長く保ってくれるので、本来抜け落ちるはずの髪の寿命が長くなり、抜け毛が減少します。
しかし、出産が終わるとホルモンのバランスが通常の状態に戻り、寿命が延びていた髪が休止期に入ることにより一時的に抜け毛が多くなってしまうのです。
出産後の抜け毛は、ほとんどの人が半年から1年程度で元に戻りますので心配いりませんが、ごく一部の人で戻りが悪い人もいるようです。そのような場合や少しでも早く戻したい場合には育毛剤や育毛シャンプーを利用されるのがいいかと思います。
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